美人で有名だった
画家だった
お茶を教えてくれた
京都が好きだった
ピアノを弾いてと言ってくれた
厳しかった
生活が芸術だったおばさま
お家に遊びに行くと
油絵具の匂いでいっぱいだった
おばさまの個展に行ったとき
鳥の絵たちに囲まれて
とても居心地が良くて
胸がいっぱいになって
この空間が好きだと
子どもながらに思った
たくさんの習い事をしていたわたしに
いまやっていることで 人生に無駄になることはひとつもないから と 教えてくれた。
たくさんのプレゼントをくれた
ぜんぜん なってない けれど
追悼の気持ちをこめて
おばさまの庭の侘助と くださった抹茶を
気高く
静謐で
世にも美しいお手前を忘れない。
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